奪三振率とは
野球において投手を評価する指標として、奪三振率があります。
奪三振率とは、投手の 安全にアウトを取れる力 を表した指標です。
この数値が高いほど、奪三振能力の優れた投手といえます。
奪三振率の計算方法
奪三振率の計算方法は、
奪三振率= 奪三振 × 9 ÷ 投球回数
となります。
三振の数だけで比較すると、投球機会の多い投手ほど有利になってしまうため、9イニングあたりの数値で比較しています。
奪三振率の例
奪三振の例を見ていきましょう。
投球回数100回で、三振を100個とった投手がいた場合、奪三振率は以下の式なので、
奪三振率= 奪三振 × 9 ÷ 投球回数
奪三振率= 100 × 9 ÷ 100 = 9
となります。
奪三振率の日本記録
日本人選手のシーズン奪三振率は、1998年の石井一久(ヤクルト)投手で、
奪三振率 11.05 (241奪三振/196.1投球回)
です。
最近だと、2015年に大谷翔平選手(日ハム)が、
奪三振率 10.98(196奪三振/160.2投球回)
を記録しました。
これは、歴代3位の記録となります。
まとめ
三振は投手にとって、最も安全なアウトの取り方です。
打球がグランドのどこかへ飛ぶことで、打者走者が一塁に到達する可能性が生まれます。
偶然、野手のいないところへ打球が飛ぶこともありますし、味方の選手がエラーを犯す可能性もあります。
それを考えると、三振が最も確実にアウトにしやすい手段だと言うことができます。