ボールゾーンスイング率とは
野球において打者を評価する指標として、ボールゾーンスイング率があります。
ボールゾーンスイング率とは、打者の 四球を選ぶ才能 を表した指標です。
出塁率を向上させるためには、ヒットを打つ、四球を選ぶ、死球を受けるという、3つの方法があります。
死球を受けるというのは、相手次第になるところが大きく、
あまりアテになりませんが、
四球を選ぶことは、ヒットを打つことと同じくらい大切です。
ボールゾーンスイング率の計算方法
ボールゾーンスイング率の計算方法は、
ボールゾーンスイング率= ボールゾーンスイング数 ÷ ボールゾーンスイング投球数
になります。
つまり、ボールゾーンに投じられた投球のうち、スイングをした割合ということになります。
この数字が低ければ低いほど、
ボールゾーンの投球に手を出していないことになります。
ボール球を見極める能力
この能力は才能によるところが大きく、
指導やトレーニングなどで養うのが難しいとされています。
この能力を持っていると、出塁率を決定する要素である、
四球を選ぶ確率が上がり、
また、好不調に左右されないため、
出塁率が安定すると言われています。
ボールゾーンスイング率の副産物
ボールゾーンスイング率が低い選手は、四球を選ぶ確率を上げるだけでなく、
ボール球に手を出さないため、凡打の確率を下げ、
相手投手に多くの球を投げさせ、スタミナを奪うことができます。
まとめ
ボールゾーンスイング率の副次的なメリットも含めて、
とても重要な指標であるといえます。
また打席機会が少なく、四球を選ぶ確率が表面化されていない選手でも、
この指標を見ることでその潜在能力を推し測ることができます。